2009年10月4日日曜日

「WinPC」雑誌の表紙用オブジェの仕事


 日経BP社のパソコン雑誌「WinPC」の表紙用ビジュアルのためにと、ヒトガタ・オブジェ(ロボット)の制作依頼がきた。
 「Doki-doki 1」の制作時にパーツを一体分、予備に作ってあり、1ヶ月程の制作期間でも可能と判断して引き受けることに・・・。
 今回は、スチールの撮影だけなのでモーションはなく、何ヶ所か小型のネオン管を使い発光させる事がオプションで、ひたすら表面磨きに時間を使った。しかし、アルミ合金の厚板が磨ききれない。時間が足りない。切断面を利用する事に方針を変更!

 撮影スタジオは、都内のマンションの一室をスタジオ用に改造した場所で、スタジオ用としては電力が少ないせいか、ストロボの充電間隔が長くスタッフの間にビミョーな緊張が走る。等身大の大きさのヒトガタを撮影するには、やや引きが足りないように感じていた。奥行きはそのまま写真に写ってしまう。予算の都合で大きなスタジオが借りられないカメラマンの鬱憤が、オブジェのパーツのキズといった細かい部分に向かう。時にはコラボレーションすると、こんな大変さも味わう事がある。


 表紙だけではなく、記念のテレフォンカードにも使用される事になり、WinPCの編集長からカードを10枚いただいた。(撮影=岡野隆一さん)

0 件のコメント: