2009年8月11日火曜日

Sound objet その1


エスクリトール(sound version)
前出の作品と同名ですが
こちらの方が少し制作日が早かったため
前出をver.2と表記しています。

神林長平さんの表現している小説の
世界にすっかり入り込みました。
機械的な部分と、自然の作用の境界を
あいまいにし現実に表したら…

弦楽パートが二つのコードと
パーカッションが4パートあり
なるべく単純な機構で
機械的な繰り返しを避けるよう
また、「音楽的」に聞こえるように
偶然の動きで弦を叩いたり
アルペジオ風につま弾いたりで
磁石やシルクピン
柱時計の部品(棒鈴・渦ボン)
真ちゅうのパイプなどで出来ています。
共鳴部分はなく
控えめな小さな音で、耳を澄ませないと
聞き取れないかも知れません。

池田満寿夫さんやキース・へリングさん等が
審査員で、キネティック・アート(kinetic art)とは
別の方向を表現できた事で評価されたと聞きました。


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